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「狭さをカバーする公共施設」の不在

2011.11.19

日曜日ともなると、区立の図書館の前には児童による長い列ができる。本を借りて読むためではない。家に自分の部屋がないため、勉強の場を求めてやって来るのである。夏休みや冬休みになると、こんどは受験生が殺到し、朝早くから長い行列をつくる。いったん入館すると閉館までがんばる。そこは静かで冷暖房は完備され、快適に勉強できる。こうして、本来の図書館利用者はなかなか入館できないことになる。家の広さにかかわりなく、図書館は地域社会の文化的施設として必要不可欠なものだが、現状では子ども部屋の代替物になっているという面が強い。

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しかしどこにも図書館があるとはかぎらない。図書館がない場合、喫茶店に行って勉強する。意志の弱い子どもが非行への一歩をふみ出すことにつながっていく。