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現在との大きな違い

2011.10.14

本来であれば賃料収入から生まれる配当金を得ることを目的とした投資商品であるREITですら、投機的な売買が活発に行なわれました。これら投資マネーの理論的裏付けであったアメリカ型の金融工学が必ずしも正しくなかったことは、現在、世界を覆っている金融危機によって証明されているのではないでしょうか。しかし、彼らの理論の根底には、利回りの効率で不動産の価値を決める手法(収益還元法のような考え方)があったため、実需向けマンションが投機対象となることはなかったのです。つまり、「ミニバブル」と呼ばれた投資マネーの流入による不動産価格の高騰と、実需向けマンションの価格動向の間には、直接的な関係はほとんど見られなかったと結論づけることができるでしょう。一方、バブル期の後半には、「土地転がし」という言葉に象徴されるように、分譲マンションですら、購入した価格より高く転売する目的で売買されるケースが多く見られました。これは現在との大きな違いです。

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