異常気象のせいで年々多くなっているゲリラ豪雨。国土交通省は河川、下水の氾濫を防げるように管理を進めているが、いざ、豪雨になればその雨水を前に打つ手なし、といった状態だ。やはり、氾濫が予想される窪地には住まないというのが対策の基本だ。各市区町村で発行している洪水ハザードマップをチェックすることからはじめたい。この洪水ハザードマップは万が一の水害時に地域の住民が安全に避難できることを目的に作成されるもので、想定浸水深、避難所の位置および一覧などを見ることができる。また、簡単にできる方法もある。都内の老舗不動産屋がこんなアドバイスをする。「まずは地名に高低を表す単語が入っていないかどうか。渋谷や四谷といったところは、「谷」となっているだけあって、豪雨のときに水が流れ込む場所がある可能性が高い」たしかに、実際に、数年前のゲリラ豪雨では渋谷の道玄坂から流れてきた大量の雨水が渋谷駅の地下街に流れ込んでいる。こうしたところはもちろん、下水処理を進めているが、地形上、避けられないリスクであることはたしかだ。「やはり危険があるのは、世田谷。世田谷は田圃の「田」に「谷」ですから、区内には水が集中する地域がいくつもあるということです。実際に池尻、三軒茶屋、用賀といった地域は08年の豪雨で浸水被害が出ました」(都内の老舗不動産屋)「沼」のつく地名も注意したい。「○沼」「○○沼」という地名の地域はかつては沼だったところが多い。多くの専門家が指摘するのは、こうした地域では、いくら地盤改良をしていても、やがては地盤沈下を起こすおそれが高いということだ。他にも中川といった地名なら、その昔、川が氾濫したことが地名の由来である可能性がある。自らの住むエリアの地名の由来を調べておきたいものだ。
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